クレジットカードの現金化で何かしらのトラブルが起きた場合、どこに相談するのが賢明なのでしょうか?
弁護士?警察?カード会社?
適切なところに相談をしないとトラブルが解決しないのはもちろんのこと、さらに危ない状況になりかねません。
この記事をしっかり読んでおきましょう!
急な出費や、給料日までに生活費が少し足りないというときに便利なクレジットカードの現金化。
しかし、現金化を依頼した業者が悪徳業者だった場合には様々なトラブルに巻き込まれる可能性があります。
世の中にはクレジットカードの現金化に対していいイメージを持っていない方も大勢いるでしょうから、誰に相談したらいいのかもわからなくてパニックになりますよね。
相談するところを間違えると今抱えているトラブルが解決しないのはもちろんのこと、新たな悩みの種が増えてさらに後悔することになります。
今回はクレジットカードの現金化でトラブルが発生した場合どこに相談するのが一番有効なのかについてご紹介いたします。
クレジットカード現金化で自分では解決できないトラブルが起きた時の相談先は?
先ほどからトラブルといっていますが、実際にはどのようなことが起こるのでしょうか?
SNSや2チャンネルの掲示板を確認してみたところ以下のようなトラブルが多かったです。
トラブル事例
- 想定していた振込金額よりかなり低かった
- 利用後に知らない番号から電話がかかってきたり、知らないアドレスからメールがくる
- そもそも振り込みがされない詐欺業者だった
- 自分のカード情報が流出し、悪用された
さて、これをどこの機関に相談しましょうか?確認していきましょう。
カード会社
クレジットカードのことで困っているのだから、そりゃあクレジットカード会社一択と思われる方もいるでしょう。
残念ながら、カード会社への相談は最終手段となります。
というのも基本的にクレジットカード会社はクレジットカードの現金化を禁止しています。
そのため「クレジットカードの現金化をしたんですけど~…」という相談がかなりしづらい機関となります。
カード会社にクレジットカードの現金化がばれてしまった場合、カードの利用停止措置が取られたり、クレジットカードを契約解除させられたり、自分がブラックリストに入ってしまうリスクが考えられます。
クレジットカードが利用停止となるのは生活するうえで不便ですし、契約解除となった場合にはその時点で未払いとなっている分の支払いが全て一括で請求されて、生活が困窮することになります。
また、ブラックリストに入ってしまうと他のクレジットカードが作ることができなくなり、各種ローンの申請ができなくなってしまったり、新たな賃貸契約も難しくもなります。
不正利用等の被害が継続的に起こってしまっている場合には、このようなリスクを承知の上で相談するのもありかもしれませんが、相談先としては最終手段であることは覚えておきましょう。
警察
トラブルが起こったといえば、相談先として真っ先に思いつくのが警察だと思います。
「警察にクレジットカードを現金化したことなんて話していいのか?」と思われる方も多いかもしれませんが、クレジットカードの現金化は法律違反ではありませんので特にその場で逮捕されてしまうようなことは起こりません。
しかし「クレジットカードの現金化は法律違反ではない」という点がある意味厄介でもあります。
結論からいうと、警察が動いてくれる可能性は低いです。
というのもクレジットカードの現金化は法律違反ではなく、業者が悪徳であったとはいえ、きちんと手順が踏まれていれば、それは制約が成立してしまっているからです。
被害額が大きい、悪徳業者から脅迫等をされている場合には相談に乗ってくれる可能性もありますが、あまり期待はしすぎない方がいいといえます。
国民生活センター
最も相談先として適しています。
クレジットカードの現金化の際に発生したトラブルで何か困ったことがあった場合には、真っ先に国民生活センターに相談することをおすすめします。
そもそも国民生活センターとは全国の消費者センターに寄せられた相談を収集し、それらの情報をもとに同様の被害が起きるのを未然に防いだり、これ以上被害が拡大しないようにする独立行政法人です。
国民生活センターに相談をすれば、そこの消費生活相談員の方が、悪徳業者との自主交渉の方法や具体的な解決策などについて助言してくれます。
場合によっては交渉の手伝いをすることもできるようなので積極的に頼るようにしましょう。
弁護士
弁護士にも何かトラブルが起きた際に真っ先に思いつく相談先なのではないでしょうか。
まず大前提として、弁護士に相談するということは弁護士費用が掛かるということなので、被害額が非常に高額でない限りは利用を控えておいた方がいいということを頭に入れておきましょう。
また訴訟までの流れは複雑なことも多く、時間もかなりかかってしまいます。
悔しいかもしれませんが、被害額が少額である場合には仕方なく泣き寝入りする方が無駄な労力を使わずに済む場合もあります。
なお現金化ではなく、闇金からの催促に困っている時や、借金がかさみ債務整理が必要な時には弁護士への相談が非常に有効な場合もありますので頭に入れておきましょう。
信頼できる親しい人へ打ち明けるのも有効
特に何かの機関というわけではありませんが、まずは周りのひとに悩みを打ち明けることで楽になるというのも手です。
一人で抱え込んでしまうと、気持ちばかり焦ってしまって間違えた判断をする可能性も高くなります。
信頼できる人と一緒に解決への道を探ることで、間違えた選択をしなくて済む可能性は高いでしょう。
クレジットカード現金化で詐欺被害に遭わない対処法3つ
そもそも悪徳業者につかまらなければ、トラブルに巻き込まれることもありません。
ではどのようなことをここ開ければいいのでしょうか?一緒に確認していきましょう。
優良店を使う
まずは何よりこれに限ります。
昨今ではサイト型の現金化業者をまとめているランキングサイトや口コミサイトも多く存在しますので、事前にしっかり調査をしてから依頼をするようにしましょう。
優良店の例
- インパクト
- マイクレジット
- らくらくマネー
これらは特に優良な店舗として有名です。
街中の電柱に貼ってあるような「カードで現金」という文言の書かれた業者なんかはほぼ100%悪徳業者なので危険です。
絶対に利用しないようにしましょう。
口コミ評判をチェック
先ほども言いましたが、口コミサイトやランキングサイトを確認しておくことは本当に大切です。
例えば運営歴が短いのに悪い口コミが多いサイトは悪徳まではいかなかったとしても、手数料が高額であったりする可能性が高いです。
ですが、いい口コミばかりがついてるサイトもそれはそれで怪しいものです。
優良店というのは運営歴が長く、継続的に口コミを獲得しながら、たまには「微妙だった…」といった少しマイナスな口コミがついてしまっていることはあるが、概ね好評な口コミが多いものです。
換金率や契約内容をしっかりチェックする
当たり前の話ではありますが、現金化業者を利用する際には換金率や手数料はしっかり把握したうえで、最終的にいくら振り込まれるのかを明確にしておくようにしましょう。
サイトや看板に記載されている換金率と同じだろうと思ってしまうかもしれませんが、その換金率は何かしらの条件を満たしていないといけないかもしれません。
業者を利用する前には電話等でどのカードでいくら分の現金化をする予定なのかを伝え、いくらの振り込みになるのかを先に聞いておいた方がいいでしょう。
クレジットカード現金化の相談先でよくある質問
- クレジットカードの現金化をしようとしたら、業者に個人情報やクレジットカード情報等を教えなくてはならず悪用されるのが怖いです。 渡してはいけない情報などはありますか?
- クレジットカード情報はカード番号とセキュリティコード以外の情報は渡してはいけません。
また、カード番号についても優良店であれば上下4桁がわかればいいというところもありますので、カード番号すべてを要求された場合にも注意は必要かもしれません。
なお、身分証の提示は基本的に必須となります。 - クレジットカード現金化業者が逮捕されたというニュースを目にしました。 利用者が逮捕されることはありませんか?
- 業者の逮捕事例は出資法違反で逮捕されました。
ですが、クレジットカード現金化自体は違法ではないので、利用者が逮捕されることはありませんし、今まで利用者が逮捕等された事例はありません。
クレジットカード現金化自体を取り締まる法律はありません。
ですが、友人のクレジットカードや拾ったクレジットカードを勝手に使用すると、詐欺罪等に問われる可能性があります。
必ず自分名義のクレジットカードを使用してください。
クレジットカード現金化の相談先まとめ
今回はクレジットカードの現金化をした際に起きたトラブルはどこに相談すればいいのかを見てきました。
適したところに相談できているのかどうかで、解決までのスピードが段違いになるので注意しましょう。
今回の重要ポイント
- クレジットカード現金化で発生したトラブルは国民生活センターに相談
- 優良店を使うように心がける
- 優良店と悪徳業者を見分けるためには口コミに注目
安全に現金化できるように事前の調査は十分に行うようにしましょう。