調査員:Shinichi
交通系電子マネーは払い戻しを行うことで実質的に現金化することができます。
ではそもそも高額がチャージされた交通系電子マネーはどのように用意すればいいのでしょうか?
また、現金化するうえで注するべきことあるのでしょうか?
「メルカリやヤフオクで未チャージのSuicaが出品されているのってどうして?」
「Suicaやpasmoを現金化する時に効果的な方法ってある?」
「Suicaの現金化専門業者って利用しても大丈夫?」
本記事では上記の疑問にお答えします。
Suicaやpasmoなどの交通系電子マネーを現金化する方法はたくさんあるので、どれを選択すればいいか迷ってしまいますよね。
適切な方法を選ばないと換金率が低くなってしまうケースがありますよ。
そこでここから、交通系電子マネーを現金化する方法や、フリマサイトに未チャージの交通系電子マネーが出品されている理由などについて解説するので参考にしてくださいね。
ヤフオクやメルカリのチャージ済み交通系電子マネーの現金化事例
ヤフオクやメルカリではこれまでに、チャージ済みの交通系電子マネーが現金化される事例が多数見つかっています。
ここから、具体的に紹介します。
メルカリの場合
メルカリでは2017年頃から現金をチャージした交通系電子マネーの取引が発見されるようになりました。
現行の紙幣が額面以上の価格で取引されることが問題視され、取引が禁止されたことがきっかけです。
現金の出品が問題となった理由は下記のとおりです。
- マネーロンダリングに利用される可能性がある
- クレジットカードのショッピング枠の現金化を巡るトラブルになる
チャージ済みの交通系電子マネーの出品は、規制の抜け穴を狙ったものと考えられています。
ヤフオクの場合
メルカリ同様に、ヤフオクでもチャージ済みの交通系電子マネーの出品が行われるようになったのが2017年です。
コレクション目的以外での現金の取引を原則禁止する措置をとった後から、ヤフオクでもチャージ済みの交通系電子マネーの出品が見受けられるようになっています。
現在でもヤフオク・メルカリで未チャージSuicaが出品されている理由は?
現在ではフリマサイトで未チャージのSuicaが出品されている場合がありますが、「なぜだろう」と不思議に思う方も多いでしょう。
ここから、具体的に理由を解説していきます。
払い戻す時に手数料が返ってくるから
未チャージのSuicaが出品されている理由は、払い戻すと手数料が返ってくるからです。
Suicaを発行するときにはデポジットとして500円を支払う必要があり、解約するときにはその500円が返ってくるという仕組みになっています。
解約手数料として220円発生するため手元に戻ってくるのは280円となりますが、まとまった数のカードを解約できればある程度まとまった金額にすることもできます。
カード会社にバレるリスクが低いから
フリマサイトで未チャージのSuicaが出品されているのは、カード会社にクレジットカードを現金化したことがバレにくいからです。
フリマサイトで購入する場合、カードの利用履歴に残るのはフリマサイト名のみです。
そのため、具体的に何を購入したかまではクレジットカード会社に知られるリスクが低くなります。
特に、口座があるものの番号がわからないというケースに有効な方法です。
銀行口座がいらないから
取引をするのに銀行口座がいらないため、フリマサイトで未チャージのSuicaが出品されています。
出品者は口座にお金を入金する必要性がなく、カードを送付するだけでいいので銀行口座が必要になりません。
Suicaの残高を現金化する方法
Suicaの残高を現金化する方法は「カード型」と「モバイルSuica」で異なるのが特徴です。
ここから、具体的に現金化する方法を紹介します。
カード型Suicaの場合
はじめにカード型Suicaで現金化する方法を見ていきましょう。
カード型Suicaで現金化する方法
商品を購入して返品する
カード型Suicaを現金化する場合、商品を購入して返品する方法があります。
なぜなら、Suica取扱店で買い物にSuicaを利用し返品すると、Suicaのポイントではなくて現金で返品されるのが決まりとなっているからです。
特に理由なく返品するため罪悪感を感じやすい点と、デポジットの500円分は返品対象金にならない点がデメリットです。
しかし、手数料などで差し引かれる金額がないため、最も効果的によく現金化できる手法だといえます。
払い戻しする
カード型Suicaを現金化する方法として、払い戻しをする方法があります。
カード型SuicaはJR東日本が発行しているため、JR東日本のみどりの窓口に行けば払い戻しをすることが可能です。
Suicaの払い戻しの手順は具体的に下記のとおりです。
- 駅の窓口でSuicaの解約を依頼する
- Suicaを返却する
- カードに残っている残高が現金で戻ってくる
前述の通り解約手数料として220円発生するため、解約金額が低い場合お金もったいないと感じやすい点がデメリットになります。
モバイルSuicaの場合
次にモバイルSuicaを使った現金化方法を見ていきましょう。
モバイルSuicaで現金化する方法
払い戻しする
モバイルSuicaを現金化する場合、カード型Suica同様に解約する方法が有効になります。
なぜなら、解約することでチャージされてある残高分が現金として戻ってくるからです。
モバイルSuicaの解約方法は、具体的に下記のとおりです。
- モバイルSuicaアプリで「退会する」を選ぶ
- 払い戻し先の金融機関選択する
- 「退会する」選択して完了
カード型Suicaと同じく手数料として220円発生しますし、払い戻しまでに1ヶ月位かかるため、すぐに現金が必要な場合には向いていません。
コンビニを利用する
コンビニで商品を購入して返品すれば、モバイルSuicaの残高を現金化することができます。
なぜなら、モバイルSuicaでお買い物をして返品した場合、アプリにチャージしてある金額ではなく現金として返ってくるからです。
カード型Suica同様に、お店の方に手間や時間をかけさせてしまう点がデメリットなので、何度も使える方法ではないといえます。
アマゾンギフト券を購入する
モバイルSuicaを現金化するには、アマゾンギフト券を購入しそれを使って別のギフト券を購入して業者に販売するという方法があります。
ギフト券を2回購入したり業者にギフト券を売ったりする必要があるため、手間や時間がかかりやすい点がデメリットです。
業者によっても変わりますが、換金率は85%~90%だといわれているので、なるべく高く買ってもらえる業者を選ぶのがポイントです。
PASMOの残高を現金化する方法
PASMOを現金化する方法は、基本的にはSuicaと同じ流れだと考えてもらえばいいでしょう。
ここからは具体的に紹介します。
窓口で払い戻しする
PASMOは首都圏で発行されている交通系電子マネーで、対応エリア内の窓口でカードを返却すれば返金に応じてもらうことができます。
PASMOを返却する具体的な流れは下記のとおりです。
PASMO返却の流れ
- 窓口でカードの返却をお願いする
- 身分証を提示する
- 残高が現金で戻ってくる
PASMOの場合、具体的に下記の身分証が必要になるため忘れずに持参しましょう。
- マイナンバーカード
- 住民票
- 保険証
- 免許証
Suicaと違って、解約手数料が発生しない点がメリットです。
商品を購入して返品する
PASMOを現金化するには、商品を購入して返品する方法があります。
PASMOの取り扱い店舗は全国で約5万店舗あるため、その中からお店を選びましょう。
中には購入できない商品や返品対象外の商品もあるため、買うときには注意が必要です。
お店の方に迷惑がかかりやすい方法であるため何度も使える方法ではありませんが、現金がたくさん必要な場合は家電量販店で電子機器を購入すると効果的です。
購入した商品を転売する
購入した商品を転売することで、PASMOを現金化することができます。
返品して現金化する方法に比べて換金率が下がりますが、お店の方に対して罪悪感を感じにくい点がメリットです。
換金率の良い商品を探したり、高く買取ってもらえる業者を選んだりする手間がかかりますが、優良な業者を見つけられれば今後も長く利用できるでしょう。
交通系電子マネーの現金化に関するよくある質問
- 転売する商品はどんな物がいいですか?
- なるべく高い金額で転売できる商品を探しておくのがポイントです。
具体的には、長い期間プレミア価格が付く商品を早めに仕入れることです。
買った価格よりも高く販売することが可能になるため、買う商品の選定とタイミングをリサーチすることが求められます。 - Suicaを現金化するには地域によって利便性が変わりますか?
- Suicaは関東や東北エリアで使われているため、他の地域では買い物時の支払いに利用できないケースがあります。
一般的に大手の販売店ではSuicaを使える可能性が高いため、お近くの販売店がSuicaに対応しているかをチェックしておくといいでしょう。 - Suicaの現金化専門業者って安全ですか?
- 業者にもよりますから、慎重に行動するほうがいいです。
電子マネーを現金化する業者は増えてきているものの、お金を騙しとられるリスクがないとは言い切れません。
そのため、業者を利用するときは口コミや実績を調べるなどして慎重に行動しましょう。
交通系電子マネーの現金化まとめ
このページでは交通系電子マネーを現金化する方法などについて説明してきました。
交通系電子マネーを現金化するときは、払い戻しや転売をすると安心して現金化できますよ。
ただし、未チャージのSuicaを大量に駅に持っていくと不審がられるので要注意です。
今回の重要ポイントを整理します。
この記事のまとめ
- フリマサイトでチャージ済みの交通系電子マネーが出品されることが問題となってきた
- フリマサイトで未チャージのSuicaが販売されているのは、払い戻す時に手数料が戻ってきたりカード会社にバレにくいため
本記事を参考に、交通系電子マネーの現金化に成功することを祈ります。